Dell Inspiron 5000 バッテリー

 まずはLibretto 30。見た目大きな欠損はないのだが、「電源が入らない」という致命的な不具合を抱えている。まずはこれを解決しなければならない。そして何やら天板には妙なシールが貼られている。これではミニノート伝説を創った開発者の方々にちょっと失礼である(笑)。一方Libretto 60は電源は入るものの「画面が映らない」と言われたもの。バックライト切れか、それともフレキケーブルの破損か。前者ならバックライトを交換するだけで良いのだが、後者となると致命的である。

 発売から20年近く経っている製品ということもあり、分解や修理には細心の注意を要する。というのもLibrettoは殿堂入りしても良いぐらいのデバイスであり、間違って壊したら、もう2度とスペアパーツを入手する機会がないかも知れないからだ。今回も数回分解したのだが、正直毎回緊張して冷や汗モノだった。

 余談だが、Libretto 30はACアダプタが付属されてなかったものの、Libretto 60と共通の15Vタイプであり、Libretto 60のものを流用できる(逆は出力電流不足になるのでできない)。もっと言えばLibretto L1~L5のACアダプタも利用可能だ。 さらに蛇足だが、Libretto 60は、本体の電源をオンにして使用していてもバッテリが充電されるという“当たり前仕様”なのだが、Libretto 30は電源オフ時にしか充電されないという、ノートPCとしては異例な仕様となっている。なお、Libretto 30と60のバッテリは共通のようである。

楽勝で修復。ついでにLibretto 60をCF化
さてまずLibretto 30からである。ACアダプタを繋いでみたところ、確かに起動しない。しかしLibretto 60で充電したバッテリを使うとあっさり起動する。そこで分解して、テスターを電源部の至るところに当ててみたところ、どうやらヒューズが切れていたことが分かった。 とにかく動かすだけならヒューズをショートさせてしまうのが手っ取り早いのだが、別のパーツの故障が原因で切れていたのなら危険だし、そもそもヒューズなしというのも怖い。ということで秋葉原に向かい、千石電商で購入して(74円)取り付けた。

 本来古いヒューズを取り外してから新しいヒューズを取り付けるべきなのだが、20分はんだゴテで格闘しても古い部品が取れなかった。近くに背の高いコンデンサもあり、長時間の作業は禁物である。どうせ古いヒューズは中で断線しているわけだから、そのまま新しいヒューズを載せてハンダ付け。すると見事にLibretto 30がACアダプタで起動した。 さて続いてはLibretto 60である。「ディスプレイが真っ暗のまま」だと言われて電源投入してみたが、普通に映るのではないか。ところが、持ち方によっては突然液晶が消えたり線が入ったりと、どうやらどこか接触不良のようである。

 開けてみたところ、Libretto 60はLibretto 30とは異なり、液晶のフレキケーブルがラッチで留めるZIFタイプではなく、上から押さえて留めるソケットタイプであることが確認できた。そしてそのコネクタの接合が甘かった。これが映ったり映らなかったりする原因のようだ。 Libretto 60を修理したついでに、ストレージをHDDからCFに変更した。これならばバッテリの持ちが伸びるだろうし、騒音も減って、さらに振動にも強くなる。ちなみに以前Libretto L1修復時には変換名人の「CFIDE-441IA」を使用していたのだが、Libretto 60はHDDを基板の真上に収納していることもあって、コネクタと基板の間の隙間が狭く、CFIDE-441IAだとコネクタのピンが出っ張って装着できない。そこで底面がほぼフラットの「CFIDE-402FB」を使用した。

 CFIDE-402FBは2.5インチ互換のネジ穴が付いたフレームも用意されているのだが、Librettoの金具を取り付けるとやや短く無意味なため、完全に取り払って軽量化することにした。またコネクタ部も基板と干渉したのだが、そこには配線が通っていなかったようなのでバッサリ切る。変換名人は何かと加工が必要だ(笑)。データの移行はなかなか苦労した。というのも、Libretto 60はHDDの後ろからメモリと同容量の領域を確保し、そこをBIOS独自のハイバーネーション領域にするためだ。HDDやCFをLibrettoに接続し、フォーマットすれば自動的にその領域が確保されるのだが、別のマシンで予めその領域分以上を適当に残しても、Librettoに戻すと起動しない。当初この問題だと分からずCF本体を疑ってしまい、約1日無駄にしてしまった。

 ただ、Libretto側で一度領域確保さえ行なっていれば、別のマシンで(パーティションを変更しない限り)煮ようが焼こうが自由である。幸い、今回Libretto 60と同時にPCカード接続のFDDを譲り受けた。まず既存のシステム上で起動ディスクを作成。それからCFに換装して、FDDから起動してFDISK命令で領域を確保して、パーティションをアクティブに設定してからsys c:コマンドでブートできるようにする。それからCFを抜いて、別のマシンで旧HDDからデータをCFに移し、Librettoに戻せば完了である。さていよいよ活用法である。Libretto 30については、もはやどこかの博物館に飾られても良いレベルなので、そのまま保存したい。一方Libretto 60については、普段の取材でも使えるよう、標準バッテリを2本ヤフオクで購入した。Librettoは充電が遅い“いたわり充電?”のためか、20年経った今でもバッテリ駆動時間は2時間ぐらい持つ。大容量バッテリだと3時間半は堅い。

 これだけバッテリを持っていれば取材も安心してできるので、移動中もバリバリ使える。懐かしの「プリンセスメーカー2 for Windows 95」(プリメ2)のCDを引っ張りだしてインストール。CDの内容をCFカードにコピーし、PCカード変換で常時接続しておけば、CDがなくともプリメ2がプレイできる。娘といつでもどこでも一緒だ。中学校の時は、家に帰らないと会えなかったのに。

 ちなみにLibretto 30はサウンド機能がないので、プリメ2には向かない。ついでにLibretto 60プリインストールの「ロータス オーガナイザー 97」で娘のスケジュール管理をしつつ攻略しようと思ったのだが、640×480ドットではウィンドウ表示できず断念である(笑)。懐かしさのついでに、ドッキングやらPCカードやら関連周辺機器、関連書籍、果てはカタログまでをいっぱい集められたので、写真で紹介したい。当時はいろいろ拡張する楽しみがあったのに、今はExpressCardですら廃れてしまったものだ。繰り返しになるが、Librettoの登場は筆者がまだ中学生の時であった。当然、PCが欲しいと思っていても、自分で買うお金なんてなかった。今はお金はあるが、逆に欲しいと思うPCがない。きっと、大人になるのが20年早かったら、もっとPCの業界にワクワクできたんだろう。

 この3カ月の間いろんな人に見せたが、評判がいいのは競合(とはもう言えないのだが)他社と、社内の若い人々だった。「このサイズでWindows 95が動くのはやっぱりすごい。うちにはできなかった」。「このサイズ感が最高。もう手にする機会がないかもしれないから写真に撮っておく」。そんな賞賛の声が飛び交う。LibrettoがWindowsモバイルノートのエポックメイカーだったことは間違いない。「遅刻するので、先にゲーセンに入って、『アイカツ!』をしてもらっててもいいですよ」と無茶ぶりの連絡をしてきます。未知の世界であるゲーセンに、一人で入るのは冒険過ぎますよ。

 ということで、目の前にある居酒屋で、ビールを飲みながらKさんを待つことに。 20分後、Kさんが到着して、2人で乾杯です。ゲームしなくても、このまま飲みデートでいいかななんて思っていたら、Kさんが、急にノートパソコンを取り出しました。な、な、なんと、Kさんは『アイカツ!』を一から学ぶ“特製パワーポイント”を作ってきてくれたのです。気合がすごいです。注意:アンカーテキストのリンクを直接目的のURLに向けることは、有効なSEOの手段である。しかし、過度に行うと、ペナルティの対象となる可能性がある。

iv)不自然なリンク-不自然なリンクは、読者からもGoogleからも、誰の目から見ても良くは見えない。こうしたリンクは、明らかにサイトの内容とは関係のないトピックでリンクが張られている。Cardstoreは記事のディレクトリページから不自然に張られたリンクによって、ランキングを下降させている。日本ヒューレット・パッカードは3月3日、「ドラゴンクエストⅩ」のコラボレーションカフェ「LUIDA’S CAFE with HP」を3月12日16時にオープンすると発表した。スクウェア・エニックスの協力によるもので、カフェ内にはゲーミングPC「HP OMEN」、「HP ENVY Phoenix」を含む最新パソコンを展示。ドラゴンクエストⅩの世界観を演出した空間でプレイできる。期間は3月31日まで。会場は、東京都新宿区の小田急新宿駅西口 コンコースMB1階「Q'sカフェ」。2日目以降は午前7時からオープンで、営業時間は午後10時まで(最終受付時間は午後9時)。

 LUIDA’S CAFE with HPでは、ノートPCのOMEN 15-5000を7台、ENVY 17-k200を2台、デスクトップPCのENVY Phoenix 810-480jp/CTを5台、ENVY 700-560jp/CTを2台展示。PC版やWii版、Wii U版のドラゴンクエストⅩのアカウントを使って、最新PCでのプレイを楽しめる。デュアルディスプレー環境や複数のコントローラーの試用などが可能な予定だ。会場でHPゲーミングPCを体験すると「HP×ドラゴンクエストⅩキャンペーンステッカー」がプレゼント。会場でHPゲーミングPCを購入すると、その場で「ドラゴンクエストⅩプレミアムグッズ」がプレゼントされる。

 また、事前に対象PCの見積もりを作成して来場すると、ドラゴンクエストⅩのゲームアイテムを入手できる“プレゼントのじゅもん”が印字された「LUIDA‘S CAFEオリジナルコースター」などのプレゼントがもらえる。詳細は、キャンペーンページを参照のこと米Intel社は「Mobile World Congress 2015」(2015年3月2日~5日、スペイン バルセロナ)において、60GHz帯を使う無線LANの規格IEEE802.11ad(WiGig)由来の無線通信技術を移動通信の高速化のアシストに使う方法や、無線通信をバックホールに使う提案をした。